2010 年4⽉より6回にわたって開催したもんてん瞽⼥プロジェクト。盲目の女性旅芸人を描いたドキュメンタリー映画『瞽⼥さんの唄が聞こえる』(34分、伊東喜雄監督)上映会と多様な視点でその歴史や意義を読み解くイベントでした。
もんてん瞽女プロジェクト https://gozesong.wordpress.com/
2012年にゆう・えんLLCを設立する前の2009年。伊東監督から映画完成の知らせを受けて、神楽坂のギャラリーで開かれたささやかな試写会に行ったことから、このプロジェクトは始まりました。その映画はこれまでの瞽女像を全く覆す、画期的なドキュメンタリーでした。今はいなくなってしまった瞽女さんたちは、現代を生きる私たちに多くのことを教えてくれる存在だと感じたのです。私はさっそく伊東監督にこの映画をひとりでも多くの方に見せたいと話したところ、上映会を開催すれば可能といわれ、当時いろいろなイベントで関わっていた門仲天井ホールの黒崎さんに相談することにしたのです。
そして始まったのが隔月開催で1年間の上映会と座談会「もんてん瞽女プロジェクト」でした。プログラム終了後の2011年春には瞽女ツアーも開催しました。「高田瞽女の文化を保存・発信する会」の皆さんにお世話になり実現した記念すべき第1回の瞽女ツアーです。この一連のプロジェクトはゆう・えんLLCの設立のきっかけになったともいえるものでした。
そしてあれから15年。「もんてん瞽女プロジェクト」の目指したものは今も色あせず、むしろその意味を増しているということができるのではないでしょうか。そこで私たちは今あらためて、瞽女プロジェクトの試みを振り返り、瞽⼥を成り⽴たせてきた⽂化、瞽女とかかわった⼈々の⽣き⽅に注目したいと思っています。「豊かさ」とは何か、瞽女さんと瞽女さんを取り巻く人々が大切にした「つながり」、さらに現代につながる芸能の持つ意味についても問い直してみたいと思います。
ご来場、お待ちしています。
| 料金 | : | 一般2,500円、門天会員2,300円、学生2,000円(当日は各200円UP) |
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| 会場 | : | 両国門天ホール(墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-1階) |
| 会場へのアクセス: |
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JR総武線「両国駅」西口から徒歩5分。都営地下鉄大江戸線「両国駅」A4,5出口から徒歩10分、 |
| 予約・問合せ | : | 両国門天ホール |
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| 電話 | : | 03-6666-9491(火曜日休館) |
| メール | : | monteninfo@gmail.com |
| 予約フォーム | : | https://forms.gle/DSpt3Zf2g8VuRiDP7 |
| 主催 | : | 一般社団法人もんてん |
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| 共催 | : | ゆう・えんLLC |
| 協力 | : | オフィスITO、瞽女ミュージアム高田 |
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伊東 喜雄(いとう よしお)
1969年に初めて瞽女と出会い、翌70年高田瞽女3人の暮らしと旅公演を記録。その後、40年の時を経た2009年、ドキュメンタリー映画『瞽女さんの唄が聞こえる』を完成した。高度成長の只中にあった日本列島が豊かさに向けてひた走っていた時代、昔ながらの生活をひっそりと続けていた瞽女は、日本人が失ってしまったものが何なのかについて問いかけていると訴える。 |
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渡辺 裕子(わたなべ ゆうこ)
1968年。新潟県上越市(高田)生まれ。瞽女ミュージアム高田案内人。高田瞽女杉本家のある町内で高田瞽女の姿を見ながら育つ。 |
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広瀬 浩二郎(ひろせ こうじろう)
国立民族学博物館教授。1967年東京生まれ。自称「座頭市流フィールドワーカー」、または「琵琶を持たない琵琶法師」。13歳の時に失明。筑波大学付属盲学校から京都大学に進学。専門は日本宗教史、触文化論。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、2021年国立民族学博物館にて「ユニバーサル・ミュージアム-さわる!触の大博覧会」を担当。近著『ユニバーサル・ミュージアムから人類の未来へ-「目に見えないもの」の精神史』など著書多数。2016年に両国門天ホールと上越髙田でイベント「見えない世界を見る~広瀬浩二郎の仕事」を開催。 |
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