盲目の師匠から弟子へと口伝えで語り継がれてきた瞽女唄は、民衆に大きな喜びと慰めをもたらした。近代化の流れの中で、瞽女の数は減少していく。「最後の瞽女」と称される小林ハル(1900~2005)が亡くなったことにより、瞽女は日本社会から消滅し、現在はその存在を知る人も少ない。しかし、「瞽女文化」から私たちが学ぶべきものは多い。映画「瞽女GOZE」は小林ハルの波乱の半生を描き、「障害」の有無に関係なく、生きることの普遍的な意味を問いかける。映画を通じて、盲目の女性旅芸人の「触感豊かな生き方」を紹介する。なぜ瞽女は消滅したのか、そもそも瞽女文化とは何なのか。瞽女唄の生演奏に耳を傾けながら、これらの問いに対する答えを参加者とともに探りたい。
時 間 | 13:00~16:20(開場12:30) | |
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場 所 | 国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂) | |
定 員 | 350名 | |
参加費 | 要展示観覧券(一般580円、特別展をご覧になる場合は一般880円) ※イベント参加費は不要 |
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申 込 | 事前申込制(先着順)事前申込制(先着順)での開催となります。 代表者を含め2名まで申込可能です。 受付期間:2024年9月9日(月)10:00~10月9日(水)16:00 ※定員になり次第受付終了 ※解説時に手話通訳が必要な方は、9月20日(金)までに申込いただき、その旨をお知らせください。 予約状況はイベント予約サイトでご確認ください。 点字・触図加工をしたチラシも配布中です |
【司会】広瀬浩二郎(国立民族学博物館教授)
【演奏】萱森直子(瞽女唄演奏者)
【解説】斎藤弘美(「瞽女ミュージアム高田」顧問)
13:00 | 司会者挨拶、趣旨説明 |
13:15 | 「瞽女GOZE」上映開始 |
15:05 | 休憩 |
15:20 | 対談「瞽女文化と現代」&瞽女唄演奏 (萱森直子&斎藤弘美) |
16:20 | 終了 |
生後3か月で失明したハルは、2歳の時に父と死別し、7歳で瞽女の師匠に弟子入りする。 母は心を鬼にしてハルを厳しくしつける。そんな母の深い愛情に気づかぬまま、8歳のハルは親方とともに初めての巡業の旅に出る。数々の過酷な経験を積み、ハルは一人前の瞽女として成長する。ハルの瞽女唄に宿る強さと優しさは、彼女の人生そのものともいえる。
2019年 / 日本 / 日本語 / 109分 / 日本語字幕付き
監督 | 瀧澤正治 |
プロデューサー | 戸口秋彦・澁谷直人・阿部丈之・祝田悟志 |
配給 | エムエフピクチャーズ |
副音声解説 | UDCast対応 |
※本映画は「UD Cast」方式による音声ガイドに対応しています。
必要機器は利用者様にてご準備ください。